日本を代表する犬と聞くと、多くの方が『柴犬』と答えるのではないでしょうか。
もちろん、正解です。
さて、あと５種類の日本犬を皆さんは答えることができますか？？
今回、私が紹介するのは柴犬を含む６種類の可愛い日本犬たちです。それぞれの特徴や出身地などに注目してみてみてください。これさえ押さえておけば今日からあなたも日本犬マスターです！！
まず、日本犬とは何かという説明から簡単にします。日本犬とは古くから日本に住んでいる犬の総称です。基本的には日本犬保存会によって定められた『日本犬標準』に名前を挙げられているものを指し、今回紹介する主に６種類の在来犬種のことを言います。
それではさっそく紹介していきます。
まず最初に紹介する日本犬は、
『秋田犬』です！
秋田犬は、日本犬の中では柴犬に次いで人気のある犬種になります。秋田犬は６種ある日本犬の中で唯一大型犬に部類される犬で天然記念物の指定も一番早くされました。
原産はその名の通り秋田県です。
何より人気の秘訣はその忠実性。皆さんも知っている忠犬ハチ公は、実は秋田犬だったんですね。
また最近ではテレビでも見かけることも多く、少し前だと青森県に暮らしているブサカワで有名な『わさお』、最近だとフィギュアスケートロシア代表のザギトワ選手の『マサル』がメディアに引っ張りだこにされていましたね。
呼び方は『秋田犬（あきたいぬ）』です！
続いてはこちらの犬種。
こちらの黒と黄色の模様が特徴的な犬種は、『甲斐犬』です！その特徴的な模様が虎のようなことから『虎毛犬（とらげいぬ）』という別名を持ちます。
原産は山梨県で、大きさは中型です。
呼び方は、他の日本犬が『○○いぬ』と呼ばれるのに対して『かいけん』と呼ばれます。なんでも『飼い犬』と誤解される可能性があるということが理由とのこと。
険しい山岳地帯出身ということもあり、凄まじい体力とたくましい筋肉が特徴。また、飼い主以外に心を開かず飼い主に一生忠誠を尽くすことから１代１主の犬とも呼ばれます。
３種目はこちらの犬
白い毛並みが美しいこの犬は『紀州犬（きしゅういぬ）』です！
紀州とある通り原産は三重県から和歌山県の日本犬で中型の犬種で、家庭犬での人気が高い。
また大半が白い毛並みが特徴的な紀州犬ですが、実は虎毛や胡麻毛のものも少数ですがいます。昭和初期頃は頭数が多かったのですが、イノシシや猛獣との見分けがつきにくいという理由に加え、神秘的なその白さの人気から減少傾向にあるとのこと。
その美しい毛色とはうらはらにイノシシ狩猟のための訓練所に通っている紀州犬もいるほど逞しい体を持っていて、番犬として買われることが多い犬種です。
逞しい体つきに加え、爪は日本犬の中でも一番と言っていいほどオオカミのものに似ているそうで、凛々しくそして強い犬種で人気です！
４種目はみなさんご存知、
『柴犬』です！
日本だけでなく世界にもその人気をほこる柴犬は、その人気ぶりから日本で一番飼育数が多い犬種です。
さてあまりにも有名な柴犬ですが、みなさんはその名前の由来をご存知でしょうか。柴犬の『柴』という文字はムラサキではなく小ぶりな雑木という意味があります。
他にも諸説あると言われていますが、雑木という説が最も有力視されている通り柴犬は日本犬の中の唯一の小型犬です。
前述した通り、その人気は海外まで及んでおりヨーロッパでは柴犬の飼い主が集うコミュニティーがあるほどです。
原産名がその名前に反映されていないのは、実は柴犬が信州地方の交配種なため地名等は名前に含まれていないとのことです。
５種目はこちらの犬
少し黒い毛が特徴的なのは５種目の『四国犬（しこくいぬ）』です！
四国犬は、正式名称が土佐犬と言われていますが土佐闘犬とは全く異なるものになります。
原産は名前の通り四国地方で、日本犬には５番目に天然記念物として指定された品種になります。
またその素朴な容姿から、すでに絶滅したニホンオオカミと誤解されることも多々あるとのこと。
最後に紹介するのは
『北海道犬（ほっかいどういぬ）』です！
その名の通り原産は北海道で、アイヌ民族が飼育していた日本犬だとされています。
紀州犬と同じようにその姿は白い毛が目立っています。みなさんご存知ソフトバンクのCMでお馴染み白戸家の『お父さん犬』も北海道犬です。
実はソフトバンクのCMのお父さん犬は親子で役を注いでいて今は２代目なんだとか。
ちなみにアイヌ民族は北海道犬のことをセタと呼び、北海道での狩猟に付いて来させていたみたいです！
以上、日本犬６種の紹介でした。メジャーな柴犬や秋田犬を始め、他の犬についても詳しく知れたと思います。古来より日本にいる日本犬をこれからも大切にして後世に残していきましょう！
