こんにちは。
今回担当します、池川(いけがわ)です。
今回は、私が普段運用しているインスタグラムのアカウントで「和牛レスキュー」というアカウントがあるのですが、その運用の最中で学んだことをシェアします。
和牛は日本だけのものではない
皆さんは「和牛」と聞いて何を思い浮かべますか?
「とにかく高い!」
「霜降りの良いお肉」
「やわらかい」
「くどくない脂が特徴」
「米沢牛や松坂牛などのブランド和牛!」
など色々あると思います。
私のイメージとしては「和牛」と聞けばこのように考える人がほとんどだと思います。
しかし、
その前提として、「日本のものである」と考えていませんか?
実は、「和牛」は日本特有のものではないのです。
和牛の歴史からひも解くと
「いやいや、和牛って日本語じゃん…」
と思いますよね。私も最初思っていました。
しかし、和牛の歴史を紐解くと分かってきます。
詳しく書いてしまうと長くなって本題とズレてしまうので、簡単に言いますと、
和牛の先祖は食べられるためではなく、貨物の輸送など、馬のような利用をされてきました。
その結果、筋肉質で脂身がないような赤身の牛が育っているわけです。
しかし、日本人の好みは霜降りがかった牛の肉です。
そこで、外国の牛と純血の日本古来の和牛を交配させました。
すると霜降りは出てきたものの、もともとの純血和牛の良さが失われていき、日本人の口にはあまり合うものではなかったのです。
なので、現在日本で食べられている和牛は純血の日本産ではなく、昔に海外の牛と混ざっています。
本題に戻ると、このような交配の過程で、純血の日本和牛の遺伝子が海外に持ち出されることになってしまいました。
今ではそのようなことがないように遺伝子管理は徹底されています。
アメリカやオーストラリアで日本の和牛の血を受け育ったWagyuたちが食べられているのです。
なので、一口に和牛と言っても「日本だけのものではない」のです。
どうでしたか?
少し悲しさは残りますが、これが現実です。
しかし、海外で育てられた和牛は本来の力を発揮することができず、いまだに日本の和牛が重宝されています。
それは日本の和牛農家さんたちが手間暇かけて育ててきたからでしょう。
それくらいこだわりを持って作られています。
和牛にはまだまだ面白い話がたくさんあります。
こういった話に興味がある方は是非、ご自身で調べてみてください。
オススメは和牛のルーツです。
今回紹介した話に紐づくところもあり、非常に興味深い内容になっています。
では、次回の私の担当回では違った内容をシェアしていきたいと思います。